知里幸恵召天記念『シロカニペ祭』

 

知里幸恵さんは、アイヌ民族出身で、文字を必要としないアイヌの口伝承を文字化し、日本語訳し、「アイヌ神謡集」として世に送り出した女性です。 それは、自然と共に生きるアイヌの生活とそこに伝わる物語を、それを破壊した日本の人々に伝えたいという思いからのことでした。


アイヌ伝道を行った聖公会のバチェラー牧師と知里さんの叔母さんの影響もあり、クリスチャンとして生きた方でもあります。


彼女を見いだし、その働きを支えたのが、国語学者の金田一京助さん。

この人は、1916年から1922年(大正5年から11年)まで、現在 当教会が建っている場所の隣りに住んでおられました。


この金田一さんのお宅で知里さんが「アイヌ神謡集」の出版準備のために過ごした三ヶ月は、知里さんの地上での最後の時間となってしまいました。

彼女は「アイヌ神謡集」の校正を終えた晩に心臓麻痺のために召天されたのです。19歳でした。


その召天記念日にあたるのが、9月18日です。

知里さんの生涯とその功績を覚え、偲び、自然と共に尊重しあって生きることを心に刻む時をご一緒したいと考え、知里さんの生涯をお芝居として語り継ぐ活動をしている、舞香さんを中心に昨年「シロカニペ祭」を行っています。


シロカニペというのは、「銀のしずく」と訳されたアイヌ語です。

知里さんのアイヌ神謡集のはじめに収録された「銀のしずく降る降るまわりに 金のしずく降る降るまわりに」からとられています。


http://shirokanipesai.kyowakoku.com/

 

 
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